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ドミニオ ディ バニョーリ

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ところはイタリア ヴェネト州パドヴァ南部のD.O.C.バニョーリ。堂々とした風格を感じさせるヴィッラ・ウィドマンを過ぎると、そこには中世に築き上げられた高い壁によって保護されているドミニオ・ディ・バニョーリへと通じる鉄の門があります。そして、その先には野生生物の保護区の緑豊かな森林と池へと続き、千年以上もの時を刻みながら今も中世の頃のまま息づいています。13世紀には、この外部から隔離された自然保護区内に、ベネディクト派の修道士たちが居を構え、修道院と隣接する地下貯蔵庫を含む大規模な農業施設を建設し、また土壌に恵まれたバニョーリの地にヴィンヤードを築きそれが長き歴史を経て今に至ります。バニョーリの各々のヴィンヤードは、自然と生態系を第一に尊重するという彼らの哲学のもと、それぞれ専属の専門家の手に委ねられています。

バニョーリが造るワインの大半は、「オーガニック」に認定されています。自然であることは高品質のワイン造りにはとても重要な要素です。化学肥料を使わない為にヴィンヤードでは、ぶどうの樹の列の間に草や豆科の植物を植えています。フェロモンを利用した害虫防除法も取り入れています。発酵の過程においては、ぶどうの持つ味と香りを最大限に生かすために野生酵母を使用します。亜硫酸塩の使用を極力ひかえ、それぞれのぶどう固有の品質を最大限に引き出します。

バニョーリはフリウラーロというこの土地固有品種のぶどうを何世紀にも渡り大切にしてきました。そして、今日D.O.C.バニョーリの象徴的存在までになっています。フリウラーロは黒ぶどうで、その特徴ある房は幅広くぎっしりと実を付け、ぶどうに霜がおりる晩秋の頃に完熟します。フリウラーロのワインは、フルボディでしっかりとしたタンニンと酸味が特徴です。

フリウラーロのワインは、17世紀には貴族の間で高い評価を受け、そして有名な詩人ルザンテやヴェネツィアの劇作家ゴルドーニの作品にも登場しました。その後、やはり詩人のパストが「フリウラーロ・ディ・バニョーリのワイン」と題する詩集をしたためました。

今日、バニョーリのフリウラーロのワインは、ロレンツォ・ボルレッティら専門家達による研究調査と生産技術の改良を重ね、さらなる進展を遂げ、今や最も現代的で高級なレストランなどのワイン・リストに見ることが出来ます。

 

 
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